ココロを動かす
投稿者: 研究所 所員 日時: 2008年05月29日 16:03 | コメント (0) | トラックバック (0)
今月号の特集取材で「おいしい野菜は人間の体と共鳴する」という話を聞いてきました。
偶然ですが最近読んだ本に、「共鳴」というキーワードが紹介されています。
「リーダーなら、人の心を変えなさい。」(著:ハワード・ガードナー)は、アメリカの認知心理学者である著者が、「人が行動を変えるほど心を大きく動かすとき」を研究分析した結果をまとめたものです。また、「人の心を動かす」ことがリーダーシップのあり方だと唱え、どうしたら人の心を動かせるのかについて解説しています。
その本の中で、人の心を変化させる条件の一つとして「共鳴」が挙げられていました。「相手から伝えられたことに対して自分との関係性を感じ、その相手自体を『信頼』『尊敬』するときに人は共鳴する」とあります。
私たちが日々仕事をする中にも、プロジェクトチーム、上司部下の関係、職場環境など様々な場面で人の「心を変化させ行動に導きたい」と感じることがあります。相手がメッセージに共鳴し、行動するかどうかは、その内容が相手にとって個人的なものになるかどうか、そして伝える側が信頼と尊敬を勝ち取れるかどうかにかかっています。
企業と社員の関係性においても同様のことが言えるのかもしれません。終身雇用の崩壊や成果主義の導入などにより、企業と社員のあり方が変化しつつあると言われています。
社員一人ひとりの潜在力である「地力」を引き出し、自ら課題を発見して解決していく「自律」型社員を育てるためには、会社の考え方に社員が共鳴することが不可欠です。社員の共鳴を促すためにできることは何か。会社からのメッセージを社員一人ひとりの個人的な体験に結び付ける、そして「信頼」「尊敬」を得られるよう対話を継続していくことが求められていると言えるでしょう。
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